個人事業主として起業してみたはいいけれど、いざ仕事を始めると集中力が続かず…
「一体どうすればいいんだ~!」
ってなことが、開業して2〜3ヶ月もすればあるかと思います。
実はこれ、個人で仕事をはじめる人が抱えがちな悩みのひとつなんです。
最初の1ヶ月くらいは良いものの、スタートして数ヶ月もたてば自分の意思だけで作業を続けるのはわりと大変だったりします。
会社員時代は強制的な仕事が嫌だったという人も、「あれは強制だったからこそ、できたんだ…」と愕然としているかもしれませんね。
それに仕事が進まないということは、当然売り上げもなかなか伸びません。

フリーランスにとっては死活問題ですね!
僕ら夫婦はIT起業して6年目です。
でも、気合だけで自宅でパソコンに向かい続けていると、やっぱり集中力も切れてしまいます。
この記事では、いろんな工夫をしてきたなかで、今も実践している「集中力を高める5ステップ」をご紹介します。
5つのステップとは、
- 毎日よく寝る
- 集中できる環境づくりをする
- シングルタスクで取り組む
- 時間を区切って仕事に取り組む
- 適度に運動や筋トレをする
のこと。

むずかしいものはひとつもありませんよ~。
この記事を読んで今日から実践すれば、仕事に集中できるようになって、生産性アップ&売り上げアップにつながるので、参考にしてくださいね!
仕事の集中力を高める5ステップで生産性アップ
最近は会社員でも、テレワークや在宅勤務の人が増えてきました。
自宅でひとりで仕事をしていると、上司や同僚の視線もないし、会社と違って「仕事!仕事!」という雰囲気もありません。
ついつい、のんびりしてしまいがちですが、生産性なくして仕事の成果はでないのです。

特に個人で仕事をしていると、生産性向上は必須課題。
1日サボれば1日分のつけがまわってくる・・・

仕事に集中するのって、改めて考えると本当に大事だよね。
ステップ1:毎日よく寝る
これはもう、人間として基本中の基本!
睡眠はとても大事です。
デスクワークを中心とした仕事は主に脳を使いますが、睡眠を削ると脳のパフォーマンスは下がります。
最近頭がよく働かず、集中力が途切れてしまう…という人は、毎日7~8時間眠ると疲れがとれてスッキリするはずです。

これ、現代人は一番できてないかもね。

たしか、日本人の睡眠時間は先進国のなかでは最短だったね。
厚生省の調査(2019年)では、日本人の睡眠時間で最も多いのが6時間以上7時間未満で34.6%、6時間未満は39.1%。
なんと7割を超える人たちが7時間未満という結果。
ショートスリーパーなど、適切な睡眠時間は人それぞれではありますが、多くの人はやはり7~8時間は眠ったほうがよいとされています。

僕の場合、7時間だと疲れが残っているけど、8時間なら昼寝がいらないかな。
もちろん、睡眠は時間だけではなくて、質にもこだわりたいもの。
枕やベッドをいいものに変えたり、寝る前はパソコンやスマホを見ずにリラックス時間をもうけるなど、工夫の余地はあります。
忙しいと、ついつい睡眠時間を削りがちですが、しっかり眠るということに取り組んでみてください。

寝るの大好き。
ステップ2:集中できる環境づくりをする
自分にとって仕事しやすい環境を作るのも、個人で仕事をする上では大事なことです。
もし自分が集中できる環境がわからない場合は、今の環境から集中できない要素を消していってください。
例えば、
- 突然の電話やインターホンに邪魔される
- シーンとしているとかえって小さな物音が気になる
- 視界がごちゃごちゃしていると集中できない
などであれば、以下のような対策がとれますよね。
- 電話を切る
- インターホンを切る
- 自然音のBGMを流す
- デスク周りを片付ける

僕は今度、コワーキングスペースを使ってみようかなと検討中。

私は、自分のスイッチを作ってる。

…というと?

いつも聞く音楽を決めておくとか、コーヒーを飲み終わったら仕事とか、ルーティンにしちゃってる。
この流れで仕事に入ると、何も考えずに集中できるよ。

おぉ。なんか凄いな。
特に音楽は気分の切り替えにも良いですよ。
仕事用のBGMとしてつかえる、プレイリストを何本か作っておくのもオススメです。
ステップ3:シングルタスクで取り組む

ながら勉強とか同時に複数の作業はダメだね。

みんな一石二鳥が大好きなんだよ。

本当の単純作業ならいいけど、頭を使うものは結果的に効率悪くなるよね。
同時に複数のことをやろうとすると、結局効率が落ちてしまいますし、集中力も続きません。
やはり遠回りに見えても、シングルタスクこそが近道なんです。

一般的に女性はマルチタスクが得意といわれるけど、どうなの?
電話しながら料理とかできるじゃない?

親しい相手と電話しながら、慣れた料理をするくらいならいいけどね。
新しい料理に挑戦しながら電話するのとかは無理。
タスクはひとつずつ集中して取り組むほうが結局速く片付きますし、結果的にストレスも少ないですね。
優先順位を決めて、ひとつずつこなしていきましょう。
ステップ4:時間を区切って仕事に取り組む
時間を区切って取り組むと、その物事に集中できます。
何も考えずに作業すると「この仕事が終わるまでやろう」と、時間をかけてしまいがちです。
そこをあえて「この仕事を今から1時間でやりきる」といった感じで、時間で区切るのです。
思い出してほしいのですが、学生の頃は、みんな時間割通りに動いていましたよね。
時間割というのは、「さあ、ここから1時間はこの勉強だ」と思うから、その時間に集中できます。
これを仕事に応用すればいいんです。
手帳やスケジュールアプリを使って、「今日(今週)のこの時間はこのタスクをこなす」など、ごく簡単に計画を立てておいて、そのとおりに実行するだけ。
実際の時間としては、学校と同じ時間帯でやってみると、なじみもあってやりやすいですよ。
- 小学校の時間割と同じ50分労働 + 10分休憩
- 大学と同じ90分労働 + 10分休憩
また、ポモドーロ・テクニックという時間管理術もお勧めです。
- 集中25分 + 休憩5分 × 4セット
これで2時間ほど作業をしたら、少し長めに休憩して、また同じように4セット2時間を繰り返します。
もし途中で作業が中断されたら、そこからまた25分集中します。
ちなみに「ポモドーロ」とはイタリア語でトマトという意味。
トマトの形をしたキッチンタイマーを使って、このテクニックを実践したことから、こんな名前がついたそうです。
このように、短く時間を区切って仕事をする場合は、ぜひタイマーを使いましょう。
「今何時だろう?」と思わずに作業に没頭できますよ。
それこそキッチンタイマーでも、スマホのアプリでもOKです。

一般的には、人間は90分までしか集中できないといわれているね。

自分にあったやり方をいろいろ試してみてくださいね。
ステップ5:適度に運動や筋トレをする
意外かもしれませんが、適度に身体を動かすのも集中力アップには効果的です。
適度な運動や筋トレには、気分を良くしたり、記憶力や注意・判断能力、集中力を高めたる効果があります。
実際にデスクワークで疲れた体を軽く動かすと、こわばった筋肉がほぐれ、血行も良くなります。
さらに気分もリフレッシュできるんです。
方法としては、自宅でストレッチや筋トレをするのが一番お手軽。
他にも、散歩やウォーキングに出かけるくらいでも気分転換できますよ。
適度な運動は、筋力アップにもリフレッシュにもつながり、仕事にも集中しやすくなるんです。
一石二鳥どころか、一石三鳥ですね。
健康な生活には、睡眠・食事・運動が欠かせないと言われますが、良い睡眠と同じくらい運動も大切なので習慣化してくださいね。
とはいえ、あまりに頑張ってやりすぎるとへとへとになって、あとで眠くなるので逆効果です。
そこのところだけ注意してくださいね。
それでも仕事に集中できない時は?
ここまで、日常的に習慣化してほしい5つのステップを紹介しました。
でも人間ですから、どうしても集中できないときはあるものです。
体調が万全でなかったり、何か気になることや悩み事があったり…
そんなときにぜひ試してほしい3つの方法もご紹介します。
その1:ゆっくり深呼吸する
ゆっくりと深呼吸することには、気持ちを落ち着ける働きがあります。
イライラしていたり、緊張していたりする状態は、交感神経が優位になりすぎている証拠。
でも深呼吸をすることで、副交感神経が優位になり、リラックスできるようになるんです。
一度リラックスしてから、5つのステップを試してみてください。
その2:5秒ルールを採用する
5秒ルールとは、5秒数えて行動するという、ものすごく簡単なテクニックです。
方法は「5、4、3、2、1、GO!」で行動をスタートさせるだけ。
アメリカのテレビ司会者、メル・ロビンス氏が考案したもので、彼女の著書「5秒ルール―直感的に行動するためのシンプルな法則」で紹介され、アメリカでも大人気になりました。
たとえば、あなたが朝なかなか起きられず、「起きなきゃ」と思いつつも、ベッドでゴロゴロとしているとします。
そんな時は、「5、4、3、2、1、GO!」という感じで、勢いをつけてベッドから飛び起きてみてください。
掛け声は、心の中でも、声に出してでもいいです。
起きてさえしまえば、あとは顔を洗ったり、食事をしたりしているうちに、目なんて覚めてしまいますよね。
このルールのいいところは、やる気がいらないことです。
5秒だと考える時間さえないので、やらない言い訳をいろいろ考えだす前にもう体が動いてしまっているというわけです。
この簡単なルールをぜひ、使いこなしてみてください。
その3:目標を見直して気合を入れ直す
強制的に集中する方法も必要ですが、あえてモチベーションを高めなおすのもひとつの手です。
仕事をする意義や稼ぎたい金額など、仕事にはいろんな目標があると思います。
それらをもう一度確認すると、初心に戻れますよ。
「そうだった、ここでぐずぐずしている場合ではない」と思えたらしめたもの。
時間をかけずに、エンジンがかり直すはずです。
仕事の集中力はある程度コントロールできる
いかがでしたか?
仕事に集中する5ステップをもう一度まとめると、
- 毎日よく寝る
- 集中できる環境づくりをする
- シングルタスクで取り組む
- 時間を区切って仕事に取り組む
- 適度に運動や筋トレをする
それでも集中しにくいときは、さらに、
- ゆっくり深呼吸する
- 5秒ルールを採用する
- 目標を見直して気合を入れ直す
という方法も試してみてくださいね。
人間は生物なので、どうしても気分や体調には波があります。
また、普段どんなにそれらのコントロールを心がけていても、他人や物事など。
外側から集中力を途切れさせられることもあります。
それなら、そういう場合を想定して、対処できる方法をいくつか持っておくのがベスト。
自分なりの「集中できるまでのルーティン」「集中できる環境」などを作っておきましょう。
ちなみに、「いかに仕事に集中するか?」という問題に関しては、昔から多くの本なども出ています。
例えば、メンタル的なアプローチもあれば、脳科学的なアプローチもあります。
そのなかから、あなたがよさそうなもの、できそうなものから、試していくといいと思いますよ。

集中すれば仕事もはかどって、仕事時間そのものを短くできるよね。

短期集中でさっさと仕事を片付けてしまいしょう!