
こんにちは。仲良し夫婦のうしおです。
「夫婦で起業してみるのもいいかも…」と考えたときに、「具体的に何が必要なんだろう?」というのは気になるポイントですよね?
この記事では、「夫婦起業に一番必要なもの」をはじめ、僕らが実際に起業して感じた、最低限ここだけは押さえるべきポイントをお話しています。
この記事を読むと以下のようなメリットがありますので、ぜひ読んでみてくださいね。
- その1 夫婦起業にもっとも大切なものがわかり事業がうまくいく
- その2 起業の準備について事前に知れて、スムーズに進めることができる
- その3 起業に向けて具体的な一歩をどう踏み出せばよいかがわかる
夫婦起業で1番必要なものは信頼関係

夫婦起業に一番必要なものって何だと思う?

まあ、いろいろあるとは思うけど…、まずは信頼関係でしょ。
夫婦起業で一番必要なものは、ズバリ、パートナーとの信頼関係です。
むしろ「パートナーとの信頼関係がすべて」と言っても言いすぎではありません。
「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、逆を考えてみればわかります。
もし十分な資金、知識やスキル、抜群の行動力などがそろっていても、夫婦の信頼関係がまったくない場合…起業しても、事業そのものがうまくいきにくいんです。
すべてのリソースは、そもそも信頼関係あってこそ、役に立つものなのです。
また、夫婦起業の場合、夫か妻か、どちらかがリーダーシップをとるかたちで事業を進めていくことも多いと思います。
でも、信頼関係がなければ、もうひとりは相手についていこうとは思わないでしょう。
まして、夫婦が共同経営者として対等な関係なら、なおさらですよね。
なので、夫婦間の信頼関係は、夫婦起業のベースとなる、とても重要なことなのです。

やっぱり、信頼関係抜きではどんな事業もうまくいかないんじゃないかなと思います。

そもそも論としてね。
だって、夫婦で一緒に仕事するんだもんね。
信頼関係以外に夫婦起業で必要なもの4選

ところで、信頼関係以外に、起業するために準備するものって何かある?

もちろん、あるよ!
ビジネスなんだから、最低限は、現実的な面も考えないといけないよね。
お互いへの信頼関係はもちろんですが、それ以外にも現実的に必要なものがあります。
起業の際に準備するものは、有形無形、大小さまざまなものがありますが、今回は、そのなかでもこれは必須だと思う4つについてお話します。
その1:初期費用、ある程度の資金
いきなりもっとも現実的な問題なのですが、起業するからには、やはりある程度のお金が必要です。
会社員として転職すれば、来月にはちゃんとお金が入ってきますが、起業したからといって、同じようにはいきません。
そういうことも見こして、事前に資金を準備する必要があります。
「じゃあ、いくら準備すればいいの?」と思われるかもしれませんが、それはビジネスによってまったく違います。
例えば、レストランのように店舗を構えるビジネスなら、お店の家賃やリフォーム費用、設備費など、数千万単位の大きなお金が必要になります。
また、B to Bの事業で客用施設はいらなくても、専用のオフィスを構えるようなら、当然、オフィス代(家賃や設備費)が必要になりますよね。
ここでは店舗をもつようなビジネスではなく、僕らのように自宅でインターネットを使った仕事で起業する場合を例に、具体的な金額を説明していきますね。
僕らは、IT起業の場合は、最低でも100万円くらいあれば良いと考えています。
夫婦ふたりなら、できれば200万円くらいはあった方が安心です。
その内訳は、以下のとおりです。(以下は夫婦起業の場合)
- 6ヶ月分の生活費:100万円
- 初期費用 :50万円
- 自己投資 :10万円
- 6ヶ月分の事業費:30万円
6ヶ月分の生活費:100万円
もしかしたら、これはもっと節約できるのかもしれませんが、一応家賃なども考えてこの金額です。
実際はあなたがお住まいの家の家賃と、毎月かかっている生活費で計算してみると、より現実的な金額が出てくると思います。
起業しても、最初はなかなか生活費すら稼げないということはざらにあります。
ここを甘く見ると、結果がなかなか出ないときに焦りが出てしまいますので、余裕はあればあるほどよいでしょう。
初期費用:50万円
一方、こちらは純粋に事業そのものの準備金です。
店舗を持たない事業だとしても、パソコンやプリンタ、スマホなど事業に必要な物品はいろいろとあります。
また、会社のホームページを立ち上げたり、名刺を作ったり、それなりにお金はかかるものです。
あなたが考えている事業に必要なものを全部リストアップして、それぞれの金額を調べていくと、具体的な金額が出せると思います。
自己投資:10万円
自己投資とは、いわば勉強代です。
具体的には、書籍代やセミナー代などですね。
プロフェッショナルとして起業するので、事業に関連することを学び続けるのは当たり前。
例えばIT関連のビジネスなら、技術は日進月歩で進化していきますので、常に新しい情報を得たり、学んだりしなければなりません。
ただし基本的な知識は図書館レベルでも学べるので、ココで使うお金は専門的な知識を学ぶ費用と考えておいてください。
6ヶ月分の事業費:30万円
半年間、事業を回していくためのお金です。
一応、月5万と考えて30万くらいとしました。
これは初期費用とは別に、事業を継続していく上で毎月かかるお金です。
例えば、通信費や交際費、定期的に消耗していく物品を購入する費用などになります。

ちなみに事業費は、1年ではなくて、半年後を見てるんだね。

半年後にはお金が入ってくるであろう、という仮定だね。
なんたって、ふたりでやっていくんだから。

確かに半年後には何とかなってほしいかも。

生活費を全額稼げるようになる…とまではいかなくても、それくらいの動きは欲しいところだね。
いずれにしても、事前に資金を貯めたり、起業後に資金を使っていったりということも、結局は夫婦の信頼関係の上に成り立っています。
夫婦起業ならではの、ふたりで力を合わせるべきポイントですね。
その2:ビジネスプラン
ビジネスプランとは、「どんなビジネスをするのか?」という事業計画のことです。
起業して、具体的に何をするのかは今後を左右することなのでとても重要です。

えっ、うしおさん、最初そんなの考えてた?

考えてないよ。

…(苦笑)。

考えなかったけど、今思えば、ビジネスプランがあったほうが遠回りせずにすんだなと思うんだよね。
A4用紙1枚程度でもいいので、簡単な事業計画を立てておきましょう。
「事業計画なんて立てたことがない…」という人も、難しく考える必要はありません。
具体的には、6W2Hを考えていくと頭の中が整理されてお勧めですよ。
- What:何を売るのか?
- Whom & Who:誰に売るのか?誰がその商品を欲しがるのか?
- Why:なぜお客様はそれを欲しがるのか?
- Where:どこで売るのか?戦うのか?
- How much:価格はどうするのか?
- How:どうやって売るのか?
- When:いつまでに達成するのか?
ちなみに、ビジネスプランの作り方は以下のページに詳しく載せています。
良かったら、こちらも読んでみてくださいね。
A4用紙2枚分で作るビジネスプラン!スモールビジネス戦略【そのまんま夫婦Ver.】
今は僕らも簡単な事業計画を立ててから、スタートしています。
起業したての頃もちゃんと立てておけばよかったなって感じですが…

ちなみに、これってやっぱり、綿密に計画を立てるべきなの?

まあ、見通しくらいはほしいよね。
いきなり「なんか起業しちゃお☆」では無理でしょ(笑)。
ビジネスプランのなかのでも特に重要なのは見通し、収支です。
つまり、どれくらい売り上げが立つか?ということ。
具体的には、見込み客数×成約率×販売価格×リピート回数で計算できます。
起業して一体どれくらい稼げそうなのか?は重要ですよね。
やはり、起業した直後は知名度も信頼もありませんので、さすがに採算もなかなかとれません。
かといって、無料で提供しますという話ばかりでは稼げません。
もしかしたら、そのご縁から1~2年後には収益がでる可能性もあるかもしれませんが、それまでに生活費もかかりますから、そんなに待ってはいられませんよね。
だからこそ、見通しはとても大切なのです。

そうね、YouTubeだって、何の作戦もなしに始めるのは結構厳しいしね…。

ノリで始めてもうまくいくわけがないから、ちゃんと利益が出そうなビジネスを考えておきたいよね。
今から“ヒカキン3(スリー)”とか、“せかんどしゃちょー”みたいなの、絶対無理でしょ。

そうだけど…なんで英語?(笑)
その3:専門知識
夫婦起業の場合、原則ふたりという少人数体制でやっていく以上、なにかしらのプロフェッショナルになることは必要不可欠です。
そのため、その分野での専門知識は必ず必要となります。
なぜなら、何の知識もスキルもいらない、誰にでもできる仕事だと、必ずしもあなたに依頼するという必要性がなくなるからです。
そういう仕事は、価格で競争するしかありませんので、結局安く買いたたかれてしまいます。
収益や事業の継続という面からも、決していいことではありません。
人海戦術ができない夫婦起業は、少数精鋭です。
もし知識が足りないと思うなら、自己投資して知識とスキルを身につけましょう。
また、専門知識があると、万一の時も食いはぐれがないというメリットもあります。
例えば、僕らは現在、インターネット関連の事業をしています。
なので、もし今の事業が全部だめになっても、いつでもWebデザイナーやエンジニアとして、とりあえず数十万は稼ぐことができます。
Web制作を受注したり、制作会社に派遣社員として入ったり、方法はいろいろありますが、そういうことができる程度のスキルは一応保っています。

ちなみに、起業とは関係ないスキルでも、何かしらあったほうが、いざというとき、そっちの方面でも食べていけるよね。

普段はそれをしたいとは思ってなくても、万一の時はいつでもそうできるからね。

食いっぱぐれないよね。

いずれにしても、専門知識やスキルは安心感にもつながるので大事だね。
その4:仕事道具
夫婦で小さく始めるビジネスといっても、その事業を行うのに最低限の仕事道具はやっぱり必要です。
IT起業ならスペックの高いパソコン、YouTubeなら撮影機材、キッチンカーをはじめるなら改造車…などです。
何をするにしても、その仕事に必要な道具はきちんとそろえましょう。
もちろん、最初から高価でハイスペックなものでないといけない、なんてことはありません。
でも、自分たちがお客さんに提供したいサービスやモノのレベルに対応できる程度の道具は必須です。
例えば、事業としてYouTubeの配信をするとしましょう。
でも、そのときにパソコンではなくスマホしかないとか、編集アプリも入っていなくて、音声を録るマイクもない…というようなことでは、さすがに厳しいものがあります(趣味のチャンネルならいいと思いますが…)。
僕らも仕事がスムーズにできるように、結構性能のいいパソコンを選んで、使っています。
あとは、その分野の専門知識を勉強するための本なども、その都度必要になることもあります。
こういうものはやはり、いい仕事をするための投資ですし、いい仕事をすれば当然売り上げアップにもつながっていくと思います。

もちろん、いきなり全部高いもので揃える必要もないけどね。

そもそも、その事業がうまくいくかどうかもわからないし。
信頼関係さえあれば困難も乗り越えられる
いかがでしたでしょうか?
夫婦起業で一番大切なことは、まずは何を置いても、夫婦の信頼関係です。
この信頼関係というベースがしっかりした上で、
- 初期費用、ある程度の資金
- ビジネスプラン
- 専門知識
- 仕事道具
の4点をきちんと準備すれば、夫婦起業はスムーズに進められると思います。
そもそも事業を営んでいれば、規模に関係なく、必ず何かしらのピンチは訪れるものです。
それこそ、金銭的に大変な時期もあれば、思いもよらなかったミスなどが起こる可能性もあります。
夫婦起業をしていてもちろん、色々なことが起こります。
ただ結局は、夫婦間での信頼関係さえあれば基本的には何でも乗り越えられるんですね。
なぜなら夫婦で信頼関係さえあれば、ピンチになっても励ましあって頑張れるからです。
ピンチの時はあきらめたら終わりです。
ほとんどのことは、あきらめさえしなければ何とかなります。
でも、その何かあったときに粘れるかどうかが実は分岐点です。
結局、十分な資金、知識やスキル、抜群の行動力などがそろっていても、ピンチの時に気持ちの上で挫折してしまうと、そこで終わってしまいます。

まさに、こういうときこその信頼関係なんだよね~。
あのソフトバンクの孫正義さんでさえ、今でこそすごい勢いですが、これまでも上がったり下がったりしていますよね。
事業というものは、景気にも左右されますし、起業してずっと順調に右肩上がりなんてことは、まずあり得ません。
そんなときこそ、支えあって乗り越えていけるような、夫婦の関係があると強いのではないでしょうか。

結局のところ夫婦での信頼関係さえあれば、何かトラブルが起こっても、何とかなるんじゃないでしょうかね。