起業するのに資格は必要?【結論 → 無意味】役立つのは経験と実績

こんにちは。うしおです。

「起業に役立つ資格ってないんですか?」

「どんな資格があれば起業できますか?」

こういった疑問ってありがちですが、ぶっちゃけ起業に資格なんて必要ありませんよ。

まぁ資格とった方がいいかも・・・って気持ちはわかるんです。

  • 実績なし
  • 知名度なし
  • 経験なし

こんな状態で起業するのって、たしかにメチャクチャ不安ですよね?

だから不安をとりさろうと、資格取得を目指したり、起業で有利になる資格を探す人は珍しくありません。

でも起業するための資格取得は、必要ないどころか逆効果になることさえあるんです。

なぜなら資格取得には、時間やお金もかかるうえに、もし資格取得しても起業ではほぼ有利にならないからです。

そんな失敗をさせないためにも、この記事では・・・

  • 起業に資格なんて必要ない理由
  • 起業前に資格を取得しようと思っていた失敗談
  • 起業するのに役立つ資格

をお伝えしていきます。

おそらく資格取得を考えている人は、起業前であれこれ悩んでいて立ち止まっている人だと思います。

なのでこの記事を読むことで悩みを吹き飛ばして、今より一歩でも前進してもらえらたなと思います!

なぜ起業するのに資格は必要ないのか?

起業するのに資格が必要ない理由は・・・

資格があったからと言って、起業して稼げるわけではないからです。

お客さんの立場になって考えればわかるのですが・・・

「資格があるというだけで、実績もない人に仕事を依頼しますか?」

絶対しませんよね?

それよりも、実績や経験のある人にお仕事を依頼するはずです。

「起業している人に資格手当はありますか?」

そんなのありませんよね?

サラリーマンじゃないんですから。

「実践で経験をつむより、資格を取得するほうが効率がいいと本気で思いますか?」

冷静になって考えれば思いませんよね?

  1. サッカーを1年やった人
  2. サッカーのルールについて10年勉強してきた人

①と②のどちらが、サッカーの実力があるかは明らかです。

もう答えはでたはずです!

なぜ起業するのに資格は必要ないのか?

つまり資格なんていくらあっても、実践勝負の起業では、大して役に立たないんです。

大切なのは・・・

  • 実務で役立つ知識
  • 起業経験

です。

もし資格取得が目的なら、資格取得 = 目的達成ですが、そうではないですよね?

起業してお金を稼ぐことが目的ですよね?

それなら知識をつけて、サッサと起業の経験を積みましょう。

起業して経験を積みながら試行錯誤していれば「個人で稼ぐ力」が身につきます。

個人で稼ぐ力が身につけば、少しずつ自分の実績が作れるようになります。

ぶっちゃけ資格をとるだけで起業家になって稼げるなら、みんな起業して会社を辞めてます。

「本当に大切なのは何か?」

起業をするであれば、常に考えておかないといけないことです。

起業するには資格があった方が有利と信じていた

こうやって偉そうに語っている僕も、昔からこういった考えができていたわけではありません。

学生時代は「とりあえず起業したい」という思いばかりが先行していたので・・・

「中小企業診断士や、ファイナンシャルプランナーの資格をとろうかな」って考えていた時期もありました。

起業するには資格があった方が有利と信じていた

理由は「起業したときに有利になるんじゃないか?」って本気で信じていたからです。

でも自分で副業をして、ある程度稼げるようになったころに気づけたんです。

行動して実際に経験を積むのが、1番早いんだなって。

実際に実務経験を積んだり行動することは、間違いなく資格をとるよりも大きな意味があります!

自分で行動して失敗して、失敗した理由を考えて改善する。

ビジネスはいつもこの繰り返しです。

資格を取得するよりも、積極的に行動して経験を積んだ方がいい!

こういった学びを得られたのも、実際に行動して失敗経験を積んだおかげです。

うしおうしお

なにごとも実際にやってみるのが1番です。

起業するのに役立つ資格はないのか?資格別判定!

世間一般の意見はよくわかりませんが、起業するのに役立つと言われている資格っていくつかありますよね?

例えば・・・

  • 中小企業診断士
  • 簿記3級
  • 公認会計士(会計士)
  • 税理士
  • 社会保険労務士(社労士)
  • 行政書士
  • ファイナンシャルプランナー
  • 柔道整復師

など。

でもこれらの資格って起業が目的であれば、ぜ〜んぶ必要ないんです。

うしおうしお

もちろん資格としてはスゴいものばかりだけど、起業するには意味ないってことね。

ひとまず誤解されないよう、資格ごとにひとつひとつ判定していきますね。

起業するのに役立つ資格はないのか?資格別判定!

中小企業診断士

中小企業診断士とは、企業の経営に関わる知識を幅広く身につけられる、経営コンサルタントの国家資格です。

なんかカッコイィですよね?僕も昔「勉強してみよっかなぁ」とか考えてました。

この資格が欲しくて起業もしたいという人は、ほぼ経営コンサルをしてみたいという人が多いでしょうけど・・・

あなたが小さな飲食店の社長だとして、①と②のどちらにコンサルを依頼したいと思うか真剣に考えてみてください。

  1. 年収3000万稼いでいるけど「中小企業診断士」の資格がない人
  2. 何の実績もないけど「中小企業診断士」の資格だけ持っている人

①の人に依頼するかはわかりませんが、②を選ぶ人は誰もいないでしょうね。

少なくとも価格が同じなら、資格をもっているだけの人に依頼する可能性がないことは、誰にでも予想できると思います。

結局は資格じゃなくて、ちゃんとコンサルできそうな実績や実体験のある人にお願いしたいんです。

つまりコンサル業をしたい人が、中小企業診断士の資格を取得することは、時間とお金のムダってことです。

簿記3級

簿記検定は簡単な会計や、記帳のスキルが身につく資格で、僕も学生時代に取得しました。

起業すれば記帳作業は必要ですし、とっておけば安心する資格のひとつではあるでしょう。

資格取得も簡単ですしね。(3級なら真面目に1ヶ月勉強すれば合格できます)

でもこの資格を持ってなくても、税理士さんに聞きながらであれば、誰でも帳簿に記入することはできます。

また簿記についての知識が0でも、ネットで調べながらなら、基本的な記帳は難しくありません。

そもそも売上がある程度増えてきたら、こういった記帳作業は外注して丸投げする方が効率的です。

僕も3年以上前から、記帳作業はすべて税理士さんに丸投げしてます。

公認会計士(会計士)

公認会計士とは、会社の決算書が正しいかをチェックする国家資格です。

経験を積めば独立しやすい資格ではありますが、基本的には会計士として雇われるための資格です。

起業する上でそこまで役立つ資格ではなく、会計士としての起業が目的でなければ、取得する必要はありません。

もちろん会計士として独立したいなら必須資格ですけどね。

税理士

税理士は税に関する個人や法人のお手伝い。税金関係の相談に乗ったり記帳するのがお仕事の国家資格です。

取得してこまる資格ではありませんが、税理士として独立したい願望がある人でもない限り、取得メリットはほとんどありません。

そもそも起業して売上が大きくなってきたら、記帳や税金の相談は税理士さんに依頼するのが普通です。

だから自分で税金のすべてを理解しておく必要はないんです。

税金はおそろしい側面もあるので、知識としてある程度は知っておいて困りません。

ですが手間とお金をかけて、自分が税のプロフェッショナルになるほどではありません。

そもそも事業を続けていけば、税金にも多少はくわしくなります。

顧問税理士を雇えば、そのレベルの知識で十分やっていけるのでご安心を。

わからないことはプロに任せて、自分のビジネスに集中しましょうね!

社会保険労務士(社労士)

あまり身近に感じないお仕事かもしれませんが、労働や社会保険問題についての仕事をする国家資格が社労士(社会保険労務士)です。

この資格をもって社労士として独立する人もたくさんいますが、この資格があるからといって、起業が成功するわけではありません。

社労士として起業して、自分で営業がうまくできず年収100万円以下でアルバイトをしている人もたくさんいますからね。

なので、もし社労士として独立する気がないのなら、最初から資格取得はやめておいた方がいいでしょう。

なぜなら社労士として起業する場合をのぞき・・・

  • 実務としての知識は身につかない
  • もしサラリーマンとして転職する場合には不利に働く

    といったデメリットもある資格だからです。

    やっぱり雇う側からすれば、労働問題にくわしい人を社内に入れるのは面倒な爆弾を抱えるのと同じですからね。

    社会の役に立つ資格ではありますが、こういった側面もあることは知っておいてください。

    行政書士

    書類作成や、代理手続きをする国家資格が行政書士です。

    司法書士と混合もされますが、司法書士は主に会社をつくるときのお手伝いをする国家資格です。

    実際に僕の知っている人でも、行政書士の資格をもって独立している人はいますが、営業が難しくて仕事がとれず困っているようでした。

    どの資格にも言えることですが、やはり資格があるからといって起業してうまくいくわけではないってことです。

    また一般的な起業するにあたっては、実践で役立つような知識ではないため、取得するメリットもありません。

    行政書士という仕事に興味があり、この仕事で独立したいと思っている場合をのぞき、完全に無視してください。

    ファイナンシャルプランナー(FP)

    ファイナンシャルプランナーは、僕も勉強したことのある資格で、家計のお金に関するプロフェッショナルです。

    資産運用や保険など。お金にまつわる分野についても勉強するため、勉強していても面白い資格だなと感じました。

    とはいえ、やりたいことがあって起業する場合、必要になる資格ではありません。

    なのでファイナンシャルプランナーの資格も、この仕事で独立したい夢がある場合をのぞき、取得する必要性はありません。

    柔道整復師(じゅうどうせいふくし)

    柔道整復師は「接骨院」や「整骨院」を開業するために必要な国家資格です。

    すでに説明したように、「接骨院」や「整骨院」を開業したいのなら、この資格が絶対に必要です。

    ただし柔道整復師とは違う職種で起業したいなら、当然必要性は1%もありません。

    「接骨院」や「整骨院」で使うテクニックが、起業するうえで関係することはありませんからね。

    番外編:MBA(経営学修士)

    MBAを資格と間違えている人もいるのですが・・・

    MBAは資格ではなく、経営学修士という学位のこと。

    大学院などで経営学を学び終えた人だけがもらえる学位で、ユーキャンなどで取得できる資格とは異なります。

    間違えている人も結構いると思ったので、念のため書いておきました。

    資格がないと起業できない職種だけ資格をとろう

    ここまで、起業に資格は必要ないと言ってきましたが・・・

    主に士業と呼ばれる、「医師」「弁護士」「税理士」といった専門資格。

    ほかにも「柔道整復師」などは、資格がなければ開業さえできない職種です。

    ただしこういった仕事は、起業するまでに現場での実務経験が必要なケースがほとんど。

    しかも、資格取得に相当な時間とお金が必要となります。

    だから資格取得は、こういった仕事で起業することが目標という人のみが目指してください。

    それ以外の人は、自分の興味のあることで起業して・・・

    • 弁護士
    • 税理士

    など。

    専門的な知識が必要な業務は、必要になった場合に、専門家を雇ってしまうのが効率的です。

    もし顧問契約をお願いする場合でも・・・

    税理士や弁護士は、規模が小さければ月10,000円くらいから任せられます。

    思っているよりもずっと安いでしょ?

    もちろん売上が大きくなれば費用はもっと高くなりますが、自分で資格取得するよりも人を雇ったほうが効率良いのは明らかです。

    あなたの目的も、資格取得ではなく起業して稼ぐことが目的ですよね?

    それなら目的達成をするためにも、資格にこだわらないよう、日頃から意識しておきましょう。

    起業に必要なのは資格ではなく自分だけで稼ぐ力

    起業に必要なのは資格ではなく自分だけで稼ぐ力

    もうわかっていると思いますが、起業で必要なのは資格ではありません。

    本当に必要なのは、行動から得られる経験によって身につく「自分だけで稼ぐ力」。

    そして、自分だけで稼ぐ力を身につけたうえで手に入れる実績です。

    その力を身につけるには・・・

    • 実践
    • 行動
    • 確認
    • 改善

    という、PDCAサイクルを回すことが大切です。

    ぶっちゃけ起業前に、あれこれと資格をとったり考えこんでいても、起業はうまくいきません。

    • 起業してはじめて気付けること
    • 実体験から学べること

    の方が明らかに多いからです。

    最後にもう一度、大切なことをまとめます。

    起業をするにあたって・・・・

    1. わざわざ資格取得する必要ない
    2. 資格がある = 起業が成功するわけではない
    3. 資格よりも自分だけで稼ぐ力を身につけることが大切

    この3つは心得ておかないと、資格取得が目的になってしまいかねません。

    目的は起業して稼ぐことだと思うので、目的達成のためにも遠回りしないようにしてくださいね。

    うしおうしお

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